牡丹と薔薇

 

一体全体どういう事なんだ!

真田ふうに言えば『けしからん』という感じだ。

何故不二なんだ。ただ同じクラスというだけで一緒にいられる時間が多いだけじゃないのか・・・・

オレだって菊丸と一緒にいたいと思っているのに!!

何が青学の『牡丹と薔薇』だ!

何が青学の『修二と彰』だ

何が青学の『タッキー&翼』だ!

オレだって菊丸と・・・・・・

と眉間の皴MAXで練習中の不二を睨んでいた。

それに気付かない不二ではない。

ツカツカと手塚に近づいてくると青く透き通るような目を見開き

手塚を小馬鹿にしたようにフッと笑った。

「何一著前に睨んでるの?手塚が何思ってるかなんてお見通し・・・・・」

「無駄口をたたいてないで早く練習に戻れ!それともグラウンドを走りたいのか?」

「英二は手塚になんてあげないよ・・・・手塚は大石とでも『部長・副部長』でコンビでも組んだら?

 ま、僕らが『牡丹と薔薇』なら手塚と大石は『ドングリと松ぼっくり』僕らが『修二と彰』なら
手塚達は『トミーとマツ』僕たちが『タッキー&翼』なら手塚達は『狩人』ってトコかな・・・」

腹を押さえながらプルプルと肩を震わせ不二は高笑いをしていた。

「不二ぃ〜手塚とにゃに話してんだよぉぉ」

菊丸がピョンピョン跳ねるように駆け寄ってきた。

「・・・・!!菊丸」

「ん〜?にゃに手塚・・・・」

屈託のない眩しい笑顔を手塚に向けた。

菊丸の無意識の必殺技『菊丸ビーム』を炸裂させる。

手塚はあまりの眩しさにクラクラしていた。

「英二・・・こんなバカほっておいて練習しよう・・・」

「うん・・・・手塚ぁ今度何話してたか教えてねv」

「あぁ・・・・」

 

 

ポーカーフェイスを装うが内心メロリンキュ〜?の手塚だった・・・・・・。





あとがき

手塚が壊れかけてる・・・・・・
でも・・・・私らしくていいかなぁぁぁなんて思う・・・・
こんな駄文でごめんなさい
[壁]ω ̄) フフフ

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